日本でお部屋探しをする時、南向きの部屋は日当たりが良く、人気がありますよね。
東南アジアでも同じだと思っていませんか?
タイなどの東南アジアでは日本とは太陽の動きが異なるため、方位選びの基準も少し違ってきます。
赤道直下における太陽の動き
東南アジアは赤道に近いため、まずは赤道下における太陽の動きを見てみましょう!
上図の通り、赤道下では
春分〜秋分(3月〜9月):北向きの部屋に光が差し込む
秋分〜春分(9月〜3月):南向きの部屋に光が差し込む
つまり北向きの部屋にも南向きの部屋にも半年ずつ光が差し込むんです!
タイの太陽の動き
では次にタイの太陽の動きを見ていきましょう。
タイでは赤道より少し北に位置しますので、赤道直下よりも少し南に傾いた経路をとります。
よってちょうど半年ずつにはなりません。
年に2回、太陽が真上を通る日があり、その日を境に南中時の太陽の方位が変わります。
タイ国立天文学研究所によると、2024年の太陽が真上を通る日は以下のようになります。
バンコク:4月26日 、8月16日
チェンマイ:5月14日 、7月29日
プーケット:4月9日 、9月2日
つまりバンコクだと4月26日 〜8月16日の間は1日中太陽が北を通り、北向きのお部屋に1日中光が差し込むことになります。
バンコクでの日当たり
ではバンコクでの太陽の光が差し込むお部屋の方位についてまとめましょう。
3月21日(春分)〜4月26日:朝夕は北側、日中は南側
4月26日 〜8月16日:1日中北側
8月16日 〜9月23日(秋分):朝夕は北側、日中は南側
9月23日(秋分)〜3月21日(春分):1日中南側
まとめ
年中温暖な東南アジアでは日当たりの良い部屋は必ずしも快適とは限りません。
東南アジアの日差しは強烈で、日当たりの良い部屋は、エアコンを長時間使用しなければ過ごせません。
一方で、湿度の高い東南アジアでは日差しがなければ洗濯物が乾きにくく、すぐに臭くなってしまいます。
東南アジアでの太陽の動きを理解して、自分の生活スタイルに合った部屋を選ぶようにしましょう!
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